SAQINA BLOG

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〜①からの続き〜

院長先生も副院長先生も東大出身だと思うのですが、あまりコミュニケーションが上手くありません。それで誤解もあると思いますが、副院長の合坂先生はとても仕事熱心で、義務的な中にもハートのある先生です。前日私のお腹を初めて見て、これじゃあ傷はかなり大きくなりますよ、こんなんで小さく切ったら時間もかかるし、出血も多くなるし、と言っていたのに、当日挨拶に来て下さった時には、「出来るだけ小さい傷になるようにしますから」ですって(笑)。やはり良い先生だなと思い、この先生にして頂ける事に感謝しました。手術が大成功するか否かは受ける患者と先生の信頼関係が一番ですから、先生と仲良くなり、気分良く手術して頂けるように意識しました。これはサキナで培ったおかげです。「今目の前にいる人は世界で一番大切な人」作戦ですね。
麻酔薬を最小限にして頂く願いも聞き入れて下さり、当日は全投薬なしで歩いて手術室まで行きました。全く緊張感もなく、私が働いていた時のオペ出しとはえらく違うな〜などと感心する余裕がありました。こじんまりとした病院なので、病室のフロアに手術室があり、直ぐに手術室に行けるのにも感心しました。術後の痛み対策の硬膜外麻酔は拒否したので、全身麻酔だけでやっていただきました。
2時間で終わったそうですが、結局傷は10センチ位にして頂き、小さく切り刻みながら筋腫を取り出して頂いた為、出血が1300gで、術後自己血にプラスして日赤の輸血のお世話にもなりました。筋腫の重量はなんと1600g(体重がそれだけ減ることでしょう)。そして全く気付いていなかった左の卵巣嚢腫も同時に摘出して頂きました。
点滴も輸血も全身麻酔も開腹手術も習って、看護した経験はありますが、実際に体験するのは始めてで、なるほど、こういう事だったんだ〜、とか、こんな症状が出るんだ〜、とか、冷静に観察していました。術後輸血用の点滴ルートを確保する時も、なかなかできない方で、意識朦朧、寒くてガタガタ震えながらも、こうすると良いですよと思わずアドバイスしそうになりました(笑)。3回の不成功後、ベテランの方を連れて来て頂いたので、アドバイスせずに済みましたが。
硬膜外麻酔からの痛み止めが無かったので、目が覚めたら傷の激痛に耐えられず、直ぐに痛み止め注射を使ってもらいました。
その後は傷の痛みよりも、胃と腸が動かず、パンパンに張ってしまう痛みが辛かったです。夜中に、お願いだからチューブ入れて、胃の空気を抜いて下さい、と頼みたくなった程です。胃と腸の前側だけでなく、肩・背中・腰全てが重い痛みで、ウトウトしては目が覚めると言う状態。お腹を温めてマッサージするとマシになるので、お願いしようと思ったら、夜勤の看護士さんが温湿布を持ってきてくれました。マッサージは自分でしましたが、かなり助かり、何とかゲップを出すことができ、パンパンの胃の痛みからは解放されました。
翌日は朝だけ痛み止めの座薬を使ってもらい、スムーズに離床出来ました。元気ですね〜、と褒めて頂きましたが、やはり「病は気から」なんでしょう。私は今回の手術前、何故かワクワクしていましたから。
前日、食生活改善などで手術しなくて済む方もいるのに、私は何故手術する事になったんだろう、このことから何を学べと言われているんだろう、と考えてみました。答えは、「他人への感謝と信頼」でした。
今私の居る3次元の世界では、自分一人で全て叶える事は無理です。時間的・技術的に出来ない事を他人にしてもらう必要があります。担当の合坂先生は私のお腹を切って、筋腫を取り出せるようになる為、難しい勉強をたくさんしてきて下さった方です。看護士さんもそう。皆さんが生まれてきて、何らかの夢や目標・使命感を持ち、途中で諦めずやり切って下さったことで、今私の望みを叶えてくれる訳です。今のその人に感謝するだけでなく、その人のバックにある莫大な時間や積み重ねに感謝し、それを今私に提供してくださることを信頼して受け入れると素晴らしい結果を生むのでは無いかと思いました。セミナーで聴く目標達成の心構え「信頼と感謝」は本当に出来れば無限大のパワーになるんだな〜、と初めてわかりました。
浜田病院は産科もあるので、産まれたばかりの赤ちゃんもいます。
私は地球上に生まれてきて、何をすべきなのか?の見つけ方が分かった気がします。
社会を良くするために何をしたら良いのか?ここでいう社会は大きな社会とは限りません。あなたの周りの社会、学校だったり、家庭、会社、地域でも構いません。もちろん県、国、世界と広がっても構いません。考えてみて下さい。答えが出たら、それは誰がやるのか問うてみて下さい。そう!誰かがやるのではなく、気付いたあなたがやれば良いのです。サキナで教えて頂いた、使命感の見つけ方のヒントが見つかりました。自分の使命を実現する具体策もハッキリしました。
何かハプニングが起こった時には落ち込んだり嘆いたりするよりも、「何を学べと言われているんだろう」と考えることが大切だとわかりました。私達に起こることは全て「学び」の為だと聞いた事はありました。生まれて来る目的も「学び」の為と言ってる方もいます。今回のことで学ぶコツも習得した様に思います。
というわけで、今回の手術は私にたくさんのギフトをくれました。やはり身に起こることは全て必要な事なんでしょうね。皆さんも何が起ころう観念して受け入れ、この事から何を学べと言われているのか?と考えられる人になって下さい。きっと素晴らしい、幸せな人生が待っていますよ(^O^☆♪
追伸:今回もピノ(テスラーのみ)持ち込みました。手術当日のシャワー浴後(手術直前)と翌日の離床後にお手入れしたので、今の所1日も欠かしていません。我ながらアッパレです!

子宮筋腫手術レポート
平成13年より育ててきた子宮筋腫を手術で取ることにしました。
あまりの大きさに腹腔鏡手術は無理ということで、開腹手術になりました。これから妊娠希望なので、子宮を残す筋腫核種術です。発見されて数年後、当時は根治治療になるかもしれないと言われていたホルモン療法をしました。保険が効かず、かなり高かったのですが、気分も悪くなり、途中で辞め、結局、筋腫はその後また大きくなっていきました。自覚症状のない筋腫だったため、そのまま放置、自分なりに食生活改善や冷え症改善などをしましたが変わらず、やはり手術で取ろうと思い立って、術後の回復が早い腹腔鏡手術を受けるべく、大きいサイズの筋腫でも腹腔鏡でやってみせると言う先生の所へ行きました。それが数年前、結婚前の話です。兵庫県の病院でしたが、東京から通い、手術の際は叔母に来てもらうという段取りで順調に進んでいたのですが、手術前に少しサイズダウンさせるためにやっていたホルモン療法の副作用が辛く、2回やってかなりサイズダウンしたので、もう手術して欲しいと頼んだら、緊急性も無いし、手術室が空かないので、無理との事で、そのままになりました。その時、その先生から、東京の病院なら間違い無く開腹手術になるし、もっと手術待ちで、半年どころか1年位ホルモン療法をさせられますよ、と言われました。何軒か病院に問い合わせしてみましたが、全くその通りで、じゃあ手術せずに行こうと、体質改善などで対応してきた訳です。完璧にやれなかったせいなのか、私には手術が必要だったのか、筋腫はどんどん大きくなり、薬や手術をせずに治す二人の先生から、手術した方が良いのではないですか?と言って頂き、夫と母のかねてからの希望通り手術を受ける決心をしました。
決めたら即行動なので、ネットで調べ、ちょうど引っ越してきたばかりで歩いて行ける「浜田病院」を受診しました。私は大学病院で働いていたので、外来診察時間や手術待ち時間が少ない個人病院を敢えて選びました。院長先生診察の方が話が早いと思ったらその通りで、この大きさならすぐ手術しないと!手術室の予定を見て、早くて7月ですね、と言われたので、生命保険が6月で切れるので、出来ればそれまでにして頂けると助かるのですが、と言うと、予定表を見て下さって、5月25日の手術は簡単で早く終るので、じゃあこの日にしましょう!と受診して約1ヶ月後と言う早さで手術が決まりました。おそらく東京ではなかなか無いことだと思います。しかもその日院長先生は都合悪く、副院長の合坂先生が執刀とのこと。院長先生診察日に外来へ行ったら意外に少なくて、あまり人気がないのかな?と思っていたので、きっと副院長先生の方が良いんだと思ったら、ビンゴでした(たぶん)。浜田病院はあまり知られていない様ですが、セカンドオピニオンで行った先生から、あそこは東大の先生だから手術は上手ですよ、安心して受けて下さいと教えて頂きました。病院も素晴らしくきれいで、外来受診でも無駄な検査は一切しないし、手術の費用を聞いても全然ぼったくりではない、かなり良心的な病院です。以前調べた時に、直ぐに手術してくれるという四ツ谷の病院は100万位の費用で、何て足元みて値段をつけて居るんだろう、と憤慨したことがありますから、この病院で受けよう、と決めました。
因みに夫も手術後初めて病院に来て、「こんな街中に、こんな穴場の病院があるんやね〜。」と感心していました。個室はホテルより立派な部屋だとも言っていました。運命的に見つけられてラッキーでした♪   〜続く〜