ムッキーちゃん
世の中には存在を知られていない便利なものがたくさんあります!
先週大分に帰って、近所の里の駅に行ったら、「ムッキーちゃん下さい」と店長さんに言っているお客様が。
「ムッキーちゃん、最後の1個なんですよ〜。理由は分かりませんが品薄なんです。」
へ〜っ、今でもムッキーちゃんを買いに来る方がいるんだ〜、と私。
随分前に、母が感動して、いくつも送ってくれた「ミカン剥きアイテム」です。
皮が厚い甘夏や八朔などが難なく剥け、実の方の薄皮もキレイに剥けるので、こういう柑橘類を食べる家には1個あると便利なお道具です(๑・̑◡・̑๑)
今年も母方の祖母が栽培していた甘夏が私の元へ来てくれましたので、ムッキーちゃんの出番です♪
他界して20年近くなるというのに、ミカンの樹は自然栽培状態で毎年実を付けてくれています(๑˃̵ᴗ˂̵)
台風や寿命で折れたり、剪定していないので取れないくらい高くなったり、付ける実の数が少なくなったりしながらも、毎年続いています。
ずっと放ったらかしでしたので、母は美味しくないと思ったらしく、数年前までは収穫していませんでした。(もったいない!)
私が自然栽培の素晴らしさを熱く語り続けた結果、「何もしないで勝手に実がなるあの甘夏はもしかして貴重な実で、最高のものかもしれない!」と閃いたそうで、ある年に採って食べてみたら、「慣行栽培の普段食べているものとは全然違う(*⁰▿⁰*)!味が濃いし、実は詰まっているし、ジューシーだし…、これなら私が喜ぶに違いない!」と確信して、その年から送ってくれるようになったのでした。
収穫は毎日農道散歩を日課にしている父がしてくれます。食べ頃を見計らって採ってくれるのですが、今年はタッチの差でイノシシさん達に半分くらい食べられたとのこと(笑)
父は悔しがっていましたが、イノシシさん達も山に食べ物が無くて止むに止まれず…の事でしょうから、ばあちゃんのミカンが助けになったなら何よりです。
ミカンの樹を我が子のように大事にしていた祖母でした。一緒にミカン捥ぎに行った事もありますが、笑顔で楽しそうに収穫していた姿が思い出されます。
こうやって亡くなった後も孫の私を喜ばせてくれる祖母の存在と、収穫してくれた父と、自分は殆ど食べずに送ってくれた母の愛と、ムッキーちゃんの開発者の方に感謝しつつ💖、大変美味しくいただきました。
無農薬なので、皮は捨てずにオレンジピールにする予定です。今年はまたチョコレートコーティングしてみようかな?
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