こだわりの一貫生産
皆さまこんにちは。
私ごとですが、先月秋田県横手市で「鋼のみでつくった包丁」の存在を知り、そこから今月「鋼そのものを自分で造り、鋼のみでつくった庖丁」の存在を知りました。
前者は購入した鋼を使って作られていると思うのですが、今回出会った庖丁はタタラ製鉄法で作られた純度の高い鋼で作られた素晴らしく美しい庖丁でした(≧∇≦)
野菜などの食材にこだわっているので、包丁も良いモノが良いと思い、結婚する時に長崎の刃物屋さんで「菊一文字」という、それなりのお値段(確か3万円台)の包丁を買いました。
それまでステンレス製の普通の包丁を使っていたためか、使いづらく、結局はトマトを薄くスライスしたい時など1年に数回しか使わなくなってしまいました。
で、合羽橋の釜浅商店に行き、職人さんが作ったモノの中から一般に使いやすい包丁(確か6,000〜8,000円位)を選んでもらい、幸福と彫ってもらって、ずっと使ってきました。
今回出会った包丁は横手のモノが16万円位、今回出会った岡山のモノが5万円。
5万円の方を買いました。
以前、テレビで、日本が守ってきたタタラ製鉄法を知る最後の一人の方がご存命のうちに伝承しておいてもらうプロジェクトというのを観た事があり、タタラ製鉄法の価値がわかっていたためです。
散髪屋さんの剃刀もタタラ製鉄法のモノだと素晴らしいらしく、世界中で使われているそうなのです。
日本刀があれだけ長いのにしなやかで折れず、闘えたのは、タタラ製鉄法で作られた鋼で、素晴らしい腕の職人さんが鍛えられたからなのです。
以前米沢で、あまりの美しさに魅入ってしまうほどの日本刀に出会った事があります。
それまでは刀=怖いというイメージしかなかったのですが、美術品として飾って置きたいという気持ちがわかる気がしました。
調べて初めて知ったのですが、刀は年間24振りしか造ってはいけないそうなのです。
で、刀が造れるようになるには最低5年。
その間の練習と生活費の足しとして考え出された、刀と同じ材料と造り方の庖丁。
で、唯一の欠点をカバーする研ぎの無料サービス。
日本刀本来の造り方を絶やしてはいけないと14人ものお弟子さんを育てた上田さん。
使命感溢れる賢い方でした!
まだ、出張中なので、実際に使ってはいないのですが、今後の料理がとっても楽しみです。
研ぎながらも殆ど減らないので、100年は使えるというこの庖丁。1日1本造るのがやっとだそうなので、材料費(タタラ製鉄法の炭代が高い)や手間ひまを考えると安すぎますが、買う側にはありがたい事なので、感謝しつつ代々使っていきたいと思ってます。
我がサキナエステマシンも各パーツに日本のモノづくり技術が入っているのです。
ガラス管の内側にコーティングを施すのも実はスゴく難しいのだそう。
名前が前面に出る事はありませんが、中小企業や町工場の職人さんに支えられているマシン。
本当にありがとうございます。
先日、3年前に亡くなった祖母のマシンが孫嫁の元に嫁入りしました。
ホンモノのエステマシン作りとサービスを提供して下さっているコメット電機さんのおかげです。
足元に当たり前にあるもの程、その価値に気付き難いもの。
メイドインジャパンの素晴らしさを感じる今日この頃です*(^o^)/*
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