2015 年 5 月 17 日
米沢の旅
今見たら先週のの投稿が上手くアップされていませんでした(・・?)
せっかく頑張って作ったので、遅ればせながら再度投稿します。
興味のある方はご覧下さい。
こんにちは。 今は気持ちの良い季節ですが、ゴールデンウィーク中に風邪の様な症状(喉の痛みや発熱)が出た方が多いのは何か原因があるのでしょうか?気のせいでなければ、非常に多い様に思います。
今回は好みが分かれますが、マニアックな内容でアップしてみたいと思います。
今回は好みが分かれますが、マニアックな内容でアップしてみたいと思います。
ゴールデンウィークにご縁があって1泊2日の山形・米沢の旅に出かけました。 きっかけは「原始布、古代織」との出会いです。今から50年位前に麻や綿、絹の前の布を復活させた方がいらっしゃるのです。着物リメイクコートのボタンが取れたので、直しに行ったら、たまたま2年に1回のイベント開催中でした。
色んな植物が繊維になって、布になるのに感動し、思わず衝動買いをしてしまいました。
そこでパンフレットをいただき、今回伺ったのが「原始布・古代織参考館」です。
以下が説明です。
案 内:この「参考館」は、米沢に生まれ米沢産地織物に携わってきた山村精(まさし)氏が、昭和40年頃から日本の原始布や古代織物の復元と存続に取り組み、その時の参考にした資料を展示した私設の資料館です。気候風土に恵まれない東北の各地で、人々が山野に自生する種々の材料から糸を作り生み出してきた古代布を、山形・新潟・福島の3県6ヶ所から発掘し再現を試みておられますが、その種類も編衣(あんぎん)、藤布(ふじふ)、しな布、楮布(こうぞふ)、葛布、麻布、蕁(いらくさ)布、苧(からむし)布、ぜんまい紬織、紙布、琴糸織、裂織・つづれ織、古典刺子等多様な織物が展示されています。
館の建物もとっても素敵でした。今はダムの下に沈んでしまった集落の建物を何棟も使っていたり、壊される運命だった最後の機織り蔵を移築していたり、大変な手間ヒマとお金をかけてそこにありました。もちろん山村さんご夫妻も建物と織物に相応しい素敵な方々で、囲炉裏を囲んで、手作りのお菓子でおもてなしをして下さいました。
世の中から消え行く運命のもの、でも本当は大切に守っていかなければならないものに人生をかけて関わる方がいらっしゃるからこそ、こうして出会う事が出来るんだなぁ、と改めて使命と経済力の大切さを感じさせてもらえた貴重な時間でした。
でも残念ながら、植物たちから糸を紡ぐ職人さんが殆どいなくなっていて、また世の中から消えつつある文化だそうです。織る方はまだ華やかで楽しい工程だから職人さんはいるそうですが、糸は見えない目立たない工程だからやりたい方がいないんだそう。糸がないと織れないので、残念ながら…、とおっしゃってました。昔は他に仕事がないという理由で、雪国の深い山奥の集落の女性冬の仕事だったそうです。
何か良い方法が見つかるよう宿題にしておきたいと思いました。
そして、その後はこれまた不思議なご縁で不便な山の秘湯へ。
大平温泉「滝見屋」さんです。米沢に行こうとネットを見ていて、たまたま見つけました。
雪がやっとなくなり、営業始めて4日目でした。
最上川源流のゴ~ッという水音しか聞こえないほぼ山頂の宿。もちろん携帯は圏外、テレビもなく(我が家は普段もないのですが)、食べ物は自然な山の幸、そして本物のエネルギーの高い温泉。思ったよりあっという間に時間が経ち、持って行った本も読めない位だったので、2泊3日が良いかもしれません。
が、自然以外に何もないという贅沢な時間をいただきました。
下山して、帰る前には初めての「蕎麦打ち」。
元々農家で、自分で蕎麦・小麦・野菜等、蕎麦屋で出す食材を自分で作っているという
素敵な店主さんが独学であみだした蕎麦の打ち方を教えていただきました。
全てが本当に美味しかった!
原田さん自慢の食材ですから、我が家でやっても同じとはいきませんが、せっかく教えていただいたので、何かの折には活かしたいと思います。
今回の旅では「自分の場所で、自分らしく輝いて生きている方々」にたくさん出会えました。
価値観は人それぞれ。私はあの山奥で温泉を守る人にはなれませんが、与られた宿命を受け入れ、毎日変わらず仕事をこなす事が、命を輝かしてくれ、美しく生きることなんだろうな~、としみじみ思いました。私は私の場所であのように輝いて生きていきますよ~!
因みに自家発電の電力が貴重な宿ではドライヤーもマシンもお休みでした(笑)
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